カタツムリは梅雨時期になると庭先にどこからともなくやって来て、アジサイの葉っぱの上にちょこんとその愛らしい姿を確認する事ができます。
俳句ではカタツムリは夏の季語にも使われておりますが、1年中葉っぱの裏や土壌等にいて
人間が目にするのは梅雨から夏の時期になります。
カタツムリの卵はどこにあるの!?
カタツムリの卵を皆様はご覧になった事があるでしょうか?
カタツムリは砂利や土等の間を掘り進み、そこに卵を1度に数十個から数百個産みます。
土等がない場合でも木の根の下や岩などの障害物の下に産みます。
色はグレーに近い白色で、大きさは3ミリほどの大きさです。
カタツムリは一般には他の生物とあまり変わりなく、共寝をして受精しますが、変わった事に両方とも卵を産みます。
ですが、カタツムリを庭で見つけてペットとして一匹飼った方がいらして、朝見たら、いつのまにか2匹になっているという事があったそうです。
その方は自分の目が悪くなったのかと思い、目をこすりましたが、やはり2匹いたそうです。
カタツムリの自家受精
実はカタツムリは雌雄同体で、オスとメスの区別がなく、一匹の個体から生まれたもので受精できる、いわゆる自家受精ができるのです。
カタツムリもそうですが、ナメクジ、一部の魚類や貝も自家受精ができるそうです。
ただ、自家受精の場合は産卵する卵の数は共寝をした場合と比べて少ないです。
動きの遅い動物たちは、いつ、共寝のできるお相手に会えるかわからないですし、出会った相手が同性でしたら子孫が残せません。
だから一匹でも遺伝子をつなげられるよう、雌雄同体に進化したのですね。
また、カタツムリの卵が産まれてくる場所も他の生物とは全然違います。
え?こんな場所から?と驚くような所から産まれてくるのです。
実は首の右側に小さな穴があり、そこから卵が産まれます。一度見てみたいですね。
まとめ
カタツムリ自体はよく見かけますが、
普段はあまり見かけない所に産んでいるカタツムリの卵。
意外な方法で子孫を残している事も鑑みてもしも見つけたらそっと見守りたいですね。